二十四節気のひとつ「大雪(たいせつ)」。文字どおり、雪がたくさん降る頃を指します。実際には、本格的な雪が降るのは年明けの頃からですが、動物たちはこの頃から冬眠を始めます。あわただしい師走。仕事納めやお歳暮、大掃除、忘年会やクリスマス、イベントが盛りだくさんの時期です。昔は12月は年神さまをお迎えする準備の月だったそうです。12月13日は「正月事始め(しょうがつことはじめ)」といい、「正月を迎...
二十四節気の小雪 (しょうせつ)は、木々の葉が落ち、北の地域や山では初雪が舞い始める頃を指します。 日を追うごとに冷え込みが増し、外はもう冬の気配。ただ、冬とはいえ、雪も寒さもまだ少しであることから「小雪」と言われたのだそうです。紅葉の見頃を過ぎた木々は、鮮やかな赤や黄色の葉を散らし、街を彩る頃でもあります。一方で、この時季、平野部では暖かくなることも多くなります。そんな春のように穏やかな日...
二十四節気のひとつ「立冬(りっとう)」。「冬立つ」という文字通り、暦の上ではこの日から冬の季節に突入します。とはいえ、11月の上旬はまだまだあたたかな日もありますね。そんな、束の間の暖かい日を「小春日和」と言います。中旬になると紅葉が見頃を迎え、本格的な冬の寒さが訪れるのは下旬頃。まさに秋から冬へ移り変わる時期ですね。なんとなく寂しさも感じる秋ですが、この時期は、れんこん、春菊、セロリ、ブロ...
「霜降(そうこう)」は、二十四節気のひとつです。 秋が一段と深まり、10月下旬ごろ~11月上旬ごろを指します。露(つゆ)が冷気によって冷やされて凍ることから、 霜(しも)が降りはじめる時期という意味だそうです。 ここから冬に向けて気温がグッと下がり、露が霜に変わり、だんだんと冬に近づいていきます。旬の食材は、 「秋味」と呼ばれ、和・洋・中どんな料理とも合う「鮭」、ビタミンCを多く含み、風邪の...
二十四節気のひとつ、寒露(かんろ)は、夜が長くなり、露がつめたく感じられるころ。朝夕はひんやりと肌寒く、本格的に秋も深まる季節です。空気が澄み渡り、秋晴れの過ごしやすい日々。夜には秋虫の鳴き声が心地よく鳴り響き、夜空には、美しく輝く月が見られます。秋の冴え冴えした空気は、見るもの、聞くものをクリアにしてくれるようです。寒露はちょうど稲刈りが終わる頃。農家では、農作物の収穫真っただ中。秋の味覚...
「秋分の日」は9月のシルバーウィークの祝日として身近な存在ですが、秋分も二十四節気のひとつです。2024年の秋分の日は9月22日。1年の中でも昼と夜の長さがほぼ等しくなる日を、春は「春分の日」秋は「秋分の日」とそれぞれ定められています。秋分の日は、「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」日とされています。そこで、秋のお彼岸は、秋分の日と前後3日間を合わせた7日間のことを指し、秋のお彼岸には...